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タッフブログ

2025.06.09

ロブロックスはゲームの常識を変えるのか?

 

最近、わが家の小学3年生の息子が毎日のように「ロブロックス(Roblox)」で遊んでいます。

周りの知人の子供もロブロックスに夢中という話を聞くことが増えてきました。――「そういえば株価も上がっているし、これは単なる子ども向けブームではないのでは?」と感じて、本記事を書くことにしました。

最近は映画化もされた『マインクラフト』が再び人気を集めていますが、私が特に注目しているのは、同じく“創造系”に分類される『ロブロックス』というゲームプラットフォームです。

1. そもそもロブロックスとは?

ロブロックスは “ゲーム版 YouTube” とも形容される、ユーザー生成コンテンツ(UGC)型のゲーム/メタバース・プラットフォームです。
– つまりみんなが作ったゲームをみんなが遊ぶ。
– 380万人超の開発者が、2000万本以上のゲーム(正式名称は「エクスペリエンス」)を公開
– 2024年の月間アクティブユーザーは約3.8億人、日間アクティブユーザーは8,500万人を突破

2. ゲームの中で“働き”、“稼ぐ”クリエイター経済

ロブロックス内では、Robuxという仮想通貨を介してゲーム開発者(ときに10代の学生!)が報酬を得られる生態系が整備されています。
– 2024年、開発者コミュニティへの支払総額は9億2,300万ドル
– 上位1,000人の平均年収は2019年比で約6.8倍に伸長
– 高校生が開発した『Grow a Garden』などが世界的大ヒットを記録

ロブロックスは“子どもの遊び場”から“次世代クリエイターの職場”へ進化しつつあります。

ゲームを作るといってもRoblox Studioは、Roblox内のゲームを制作するための専用のエンジンがあり、子供でも簡単に作れてしまいます。

3. 株価が示す成長期待

– 2025年1月2日の終値は58.84ドル
– 2025年6月6日の終値は94.20ドル(年初来+60%超)

しばらく低迷していた株価も最近再び盛り返してきています。

4. 子どもたちを惹きつける3つの魅力

【ソーシャル性】友だちと音声・チャットで即座に合流し、一緒に冒険・協力プレイができる。
【低い開発ハードル】ブロック遊び感覚のツール「Roblox Studio」で、プログラミング初心者でもゲームを公開できる。
【アップデートの速さ】1人開発でも週単位で新要素を投入でき、プレイヤーとの距離が近い。

さらに特筆すべきは、複雑な操作が一切必要なく、説明書を読まずとも直感的に遊べる点です。ゲームを起動してすぐに何をすればいいかが自然とわかる作りになっており、小学生でも問題なく楽しめます。また、課金をしなくても十分に面白く遊べる点も、多くの保護者にとって安心材料であり、子どもたちが夢中になる理由のひとつではないかと感じています。

最近では13歳以上のユーザー比率が6割を超え、ティーン・大学生層も急拡大しています。

5. ロブロックスは「世界のゲーム」をどう変えるのか?

  1. “プレイヤー=クリエイター”が当たり前に
    2. プラットフォーム間競争の激化
    3. 教育・マーケ用途への波及
    4. 投資マインドの変化

    ロブロックスのようなUGC型プラットフォームが、遊び・学び・働くの境界線を曖昧にしていく中、ゲーム産業そのものの構造が変化しているといえます。

まとめ

これまでゲームを作ることは、ゲームクリエイターと呼ばれるような専門的な教育を受けた人たちが作ることが当たり前でした。

しかしロブロックスの登場によって、年齢や国籍を問わず誰もがゲームを作り、誰もが稼げるチャンスを持つ「ゲームの民主化」が進んでいるのかもしれません。

「ユーチューバー」という言葉が一般化したように、今後はロブロックスで大金を稼ぐ若者や職業としてロブロックスでゲームを作る人が次々に登場する時代がやってくる可能性も十分にあります。

これからもロブロックスの動向には注目していきたいと思います。