Column
ホームページを作るとき、つい最初に考えたくなるのが「どんなデザインにするか」「何ページ必要か」「どんな機能を入れるか」といったことです。
もちろん、それらも大切です。
ただ、その前に一度考えておきたいことがあります。
それは、このホームページは、誰に見てもらうためのものなのかということです。
いわゆる「ターゲットユーザー」です。
同じ会社のホームページでも、見る人によって知りたい情報は違います。
「誰に向けて作るのか」があいまいなままだと、見た目はきれいでも、伝わりにくいホームページになってしまうことがあります。
いろいろ吹っ飛ばして、とりあえず「サーフボードの考え」を見てみる▼

ホームページを見る人は、会社によってさまざまです。
たとえば、次のような人たちが考えられます。
同じホームページでも、見る人によって目的が違います。
商品を検討している人は、サービス内容や価格、実績を知りたいかもしれません。
取引先は、会社の信頼性や事業内容、所在地、沿革などを確認したいかもしれません。
求職者は、仕事内容や職場の雰囲気、働いている人の様子を見たいかもしれません。
つまり、ホームページは「会社が言いたいことを載せる場所」であると同時に、見る人が知りたいことに答える場所でもあります。

「誰に見てもらうか」を考えることが大切なのは、ホームページの内容や見せ方が大きく変わるからです。
たとえば、採用を強化したい会社であれば、事業内容だけでなく、働く人の声、1日の流れ、社内の雰囲気、未経験者へのサポートなどが重要になります。
一方で、新規の取引先を増やしたい会社であれば、サービスの強み、対応範囲、実績、選ばれる理由、お問い合わせまでの流れなどをわかりやすく見せる必要があります。
また、専門的なサービスを扱う会社の場合、見る人がその分野に詳しいとは限りません。
そのため、専門用語を並べるだけではなく、初めて見る人にも伝わる説明が必要になります。
誰に向けるのかが決まると、次のようなことが整理しやすくなります。
逆に、見る人が決まっていないと、あれもこれも載せたくなり、結果として何を伝えたいのかわかりにくいホームページになってしまいます。
ホームページ制作のご相談では、次のようなケースがよくあります。

「会社概要」「事業内容」「お問い合わせ」だけの構成になっていて、見る人が知りたい情報まで十分に届いていないケースです。
もちろん会社概要は必要ですが、それだけでは「この会社に相談してみよう」「ここで働いてみたい」と思ってもらうには情報が足りないことがあります。
トップページで「お問い合わせください」と伝えたいのか、「一緒に働く仲間を募集しています」と伝えたいのかが整理されていないケースです。
どちらも大切な目的であれば、ページや導線を分けて、それぞれの相手に合った見せ方をする必要があります。
社内では当たり前に使っている言葉でも、ホームページを見る人には伝わらないことがあります。
特に、製造業、建設業、士業、医療・福祉、IT関連などでは、専門的な表現が多くなりがちです。
専門性を伝えることは大切ですが、初めて見る人にも理解できるように、言い換えや補足説明を入れることが大切です。
「お客様にも、求職者にも、取引先にも、地域の人にも見てもらいたい」と考えること自体は自然です。
ただし、すべての人に同じ熱量で伝えようとすると、ホームページ全体のメッセージがぼやけてしまうことがあります。
まずは、特に重視したい相手を決めることが大切です。
誰に見てもらうホームページなのかを考えるときは、難しく考えすぎる必要はありません。
まずは、次のような質問に答えてみると整理しやすくなります。

最初に考えたいのは、最も重視したい相手です。
たとえば、
など、優先順位をつけて考えます。
「全部大事」という場合でも、ホームページの目的によって、まず誰に向けるべきかは変わります。
次に、その人がホームページを見たときに知りたいことを考えます。
新規のお客様であれば、
といった情報が必要になります。
採用応募者であれば、
といった情報が重要になります。
ホームページを見た人に、最終的にどんな行動をしてほしいのかも大切です。
たとえば、
などです。
この行動が決まると、ボタンの配置やページの流れも考えやすくなります。

サーフボードでは、ホームページ制作のご相談をいただく際、いきなりページ数やデザインの話から始めることはありません。
まず大切にしているのは、
「誰に向けて、何を伝えたいのか。」
つまり、「何のためにホームページを作るのか。」を一緒に整理することです。
ホームページには、会社案内、営業資料、採用活動、お客様への情報発信など、さまざまな役割があります。
しかし、限られたページ数や予算の中で、すべてを同じように伝えようとすると、何を伝えたいホームページなのかが分かりにくくなってしまいます。
近年では、コーポレートサイトとは別に、採用専用サイトやサービス専用サイトを制作する企業も増えてきました。
もちろん、予算に余裕があれば、それぞれの目的に合わせたサイトを作ることが理想です。
一方で、多くの中小企業では、ひとつのホームページに複数の役割を持たせるケースがほとんどです。
そのため、
という優先順位を決めることが、とても重要になります。
また、ホームページは会社が伝えたいことを掲載する「一方通行」の情報発信ツールです。
そのため、「伝えたいこと」と「見る人が受け取る印象」が、必ずしも一致するとは限りません。
例えば、
会社としては「求職者に良い待遇を知ってほしい」という思いで採用情報を大きく掲載していても、
一般のお客様から見ると「いつも求人を出しているけれど、人手不足なのかな」「この会社は大丈夫なのかな」と受け取られてしまうこともあります。
逆に、お客様向けの情報ばかりを掲載していると、求職者には「どんな会社なのか」「どんな人が働いているのか」が伝わらず、応募につながりにくくなることもあります。
だからこそ、何を掲載するかだけでなく、どこに、どのように掲載するかまで含めて、ターゲットに合わせて考えることが大切だと考えています。
ホームページは、一度作って終わりではありません。
会社の成長や目的の変化に合わせて少しずつ改善していくことで、より伝わるホームページになっていきます。
例えば、今年は会社案内を充実させ、来年は採用ページを強化する。その次はサービス紹介を見直すなど、段階的に育てていくこともできます。
お客様の会社が少しずつ成長していく中で、その時々に合ったホームページづくりをお手伝いできることが、私たちにとって一番の喜びです。
株式会社サーフボードは、福井で最も歴史のあるホームページ制作会社です。
1996年創業以来、ホームページ制作を一筋に800社以上のホームページやWEBシステムの構築をしてまいりました。
ホームページ制作でお困りのことやご相談がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。