Column
サーバーとは、ホームページのデータを保管し、インターネット上から見られるようにするためのコンピューターやサービスのことです。

ホームページは、
など、さまざまなデータでできています。
これらのデータをサーバーに置いておくことで、パソコンやスマートフォンからホームページを見ることができます。
たとえば、
と考えると、イメージしやすいかもしれません。

ホームページを見る人がURLへアクセスすると、そのドメインに設定されたサーバーからデータが送られ、ブラウザにホームページが表示されます。
「サーバー」と一言でいっても、さまざまな種類があります。
ホームページでよく使われるものには、次のようなものがあります。
複数の利用者で1台のサーバーを共有して利用するサービスです。
一般的な会社案内サイトやWordPressサイトなどでは、レンタルサーバーが使われることも多くあります。
専門的なサーバー管理をある程度サービス会社に任せられるため、比較的利用しやすいのが特徴です。
VPSは「Virtual Private Server(バーチャル・プライベート・サーバー)」の略です。
1台のサーバーを複数の利用者で使いますが、それぞれが独立したサーバーのように利用できます。
レンタルサーバーより自由に設定できる一方で、サーバーに関する知識が必要になることがあります。
1台のサーバーを専用で利用する方法です。
ほかの利用者と共有しないため、性能や設定の自由度を高めることができます。
一方で、費用や管理の負担も大きくなりやすいため、大規模なホームページやシステムなどで利用されることがあります。
必要に応じて、サーバーの性能や容量などを変更しやすいサービスです。
アクセス数が大きく変動するサービスや、大規模なWebシステムなどで利用されることがあります。
Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなども、このようなクラウドサービスのひとつです。
一般的な会社のホームページだから高性能なサーバーが必要、というわけではありません。
ホームページの規模や機能、アクセス数などによって適したサーバーは変わります。
ホームページ用のサーバーには、ホームページを表示するためのさまざまなデータが置かれています。
たとえば、
などです。
WordPressの場合は、単純にページのファイルだけが置かれているわけではありません。
文章や設定などがデータベースに保存され、それらを組み合わせてホームページを表示しています。
そのため、サーバー環境によっては、WordPressなどのシステムが正常に動かないこともあります。
サーバーを利用する場合は、基本的に利用料金がかかります。
料金は、利用するサービスや性能によってさまざまです。
一般的なレンタルサーバーであれば比較的安価に利用できるものもありますが、専用サーバーやクラウドサーバーでは、利用する性能や容量によって費用が大きくなることもあります。
また、
など、サービスによって含まれている内容も異なります。
そのため、金額だけを比較するのではなく、何が料金に含まれているのかも確認することが大切です。
パソコンやスマートフォンと同じように、サーバーにも保存できる容量があります。
ホームページの写真や動画、PDFなどをたくさん保存すると、その分サーバーの容量を使用します。
また、同じサーバーでメールを利用している場合は、届いたメールによって容量が増えていくこともあります。

通常の会社案内サイトで急に容量がいっぱいになることは多くありませんが、
といった場合は注意が必要です。
容量が不足すると、新しいデータを保存できなかったり、メールを受信できなくなったりする場合があります。
会社で使っている、info@example.co.jp
などのメールアドレスにも、サーバーが関係しています。
ただし、ホームページとメールが必ず同じサーバーにあるとは限りません。
たとえば、
という構成にすることもできます。
Microsoft 365やGoogle Workspaceなどを利用し、ホームページとは別の環境でメールを運用している会社もあります。
そのため、ホームページのサーバーを変更するときは、
「メールも同じサーバーを使っているのか?」
を確認することが大切です。
何も確認せずにサーバーやドメインの設定を変更すると、ホームページは表示できてもメールが届かなくなる、といったトラブルにつながることがあります。
一度契約したサーバーを、ずっと使い続けなければならないわけではありません。
別のサーバーへホームページを移すこともできます。
これを「サーバー移転」「サーバー移行」などと呼びます。
たとえば、
といった場合に、サーバーを移転することがあります。
サーバーを変更しても、ドメインをそのまま使うことはできます。
そのため、 https://www.example.co.jp/ というホームページのURLを変えずに、裏側のサーバーだけを変更することもできます。
ただし、サーバー移転は、ホームページのデータを移すだけで終わるとは限りません。
環境によっては、
といった問題が起こる可能性があります。
そのため、サーバーを移転する場合は、現在のサーバー環境やホームページ、メールなどの利用状況を確認し、
新しいサーバーで正常に動作するか十分に検証してから切り替えることをおすすめします。
サーバーそのものが突然使えなくなるという意味ではありませんが、長期間同じ環境を使っていると、内部で利用しているソフトウェアなどが古くなることがあります。
たとえば、
などです。
古い環境のままでは、新しいWordPressが動かなかったり、システムの更新が難しくなったりすることがあります。
ホームページが今表示されているからといって、今後もそのまま使い続けられるとは限りません。
長くホームページを運用する場合は、サーバー環境も定期的に確認することが大切です。
バックアップとは、ホームページのデータを別の場所に保存しておくことです。
たとえば、
といった場合に、バックアップがあれば以前の状態へ戻せる可能性があります。
レンタルサーバーによっては、自動でバックアップを保存してくれるサービスもあります。
ただし、
などはサービスによって異なります。
「バックアップ機能あり」と書いてあるだけで安心せず、どこまで対応しているのか確認しておくとよいでしょう。
サーバーに障害が発生すると、ホームページが表示できなくなることがあります。
同じサーバーでメールを利用している場合は、メールの送受信にも影響することがあります。
サーバー会社では、できるだけ停止しないように設備を管理していますが、機械である以上、障害やメンテナンスなどが発生する可能性はあります。
また、ホームページへのアクセスが急激に増えた場合などに、一時的に表示しにくくなることもあります。
そのため、アクセス数の多いホームページや重要なWebサービスでは、より安定性の高い環境を検討することもあります。

高性能なサーバーであれば何でもよい、というわけではありません。
一般的な会社案内サイトなのか、WordPressを利用するのか、ECサイトなのか、大きなシステムが動くのかによって必要な環境は変わります。
ホームページに合ったものを選ぶことが大切です。
WordPressなどのCMSを利用する場合は、必要なPHPやデータベースなどが利用できるか確認します。
特に既存のサーバーをそのまま利用してホームページをリニューアルする場合は、現在の環境を事前に確認しておくと安心です。
万が一のトラブルに備えて、
「自動バックアップがあるか」
「何日分保存されるか」
「どのように復旧するのか」
を確認しておきます。
会社のホームページなのに、
「どこのサーバーを使っているかわからない」
「以前の制作会社が契約している」
「ログイン情報を退職した担当者しか知らない」
ということもあります。
会社として、
を把握しておくと安心です。
サーバーは継続して利用料を支払う必要があります。
クレジットカードの有効期限切れや、請求メールの見落としなどによって契約が更新されないと、ホームページやメールに影響する可能性があります。
ドメインと同じように、担当者だけではなく会社として契約状況を把握できる状態にしておくことが大切です。
サーバーとは、ホームページのデータを置き、インターネット上から見られるようにするためのコンピューターやサービスです。
サーバーには、
などさまざまな種類があります。
また、
といった特徴があります。
一般的な会社のホームページであれば、必ずしも高性能で高額なサーバーが必要なわけではありません。
大切なのは、ホームページの規模や機能に合ったサーバーを選び、公開後もきちんと管理できる状態にしておくことです。
すでにホームページを運用している場合は、一度、
「どこのサーバーを使っているのか」
「誰が契約しているのか」
「ホームページとメールは同じサーバーなのか」
「バックアップはあるのか」
を確認してみるとよいでしょう。