Column
ホームページ制作の打ち合わせで、よく出てくる言葉のひとつに「CMS」があります。
「CMSを入れると自分で更新できます」
「お知らせ部分だけCMS化しましょう」
このように説明されても、初めて聞く方にとっては少し分かりにくい言葉かもしれません。
CMSとは、簡単にいうと専門的な知識がなくても、ホームページの一部を自分たちで更新できる仕組みのことです。
この記事では、CMSとは何か、どのような場面で便利なのか、また「更新できる部分は多ければ多いほどよいのか?」という点について、ホームページ制作を依頼する方向けにわかりやすく解説します。
いろいろ吹っ飛ばして、とりあえず「サーフボードの考え」を見てみる▼

CMSとは「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略です。
日本語にすると、ホームページの内容を管理するための仕組みという意味になります。
少し難しく聞こえますが、簡単に考えると、ホームページの更新機能と思っていただければ大丈夫です。
通常、ホームページの文章や画像を変更するには、HTMLなどの専門的な知識が必要になる場合があります。
CMSを導入すると、専用の管理画面にログインして、決められた項目に文章を入力したり、写真を登録したりすることで、ホームページを更新できるようになります。
たとえば、
などは、CMSを使って更新できるようにすることがあります。
ただし、CMSを入れたからといって、ホームページのすべてを自由に変更できるようになるとは限りません。
「お知らせだけ更新できる」
「施工事例だけ追加できる」
といったように、どの部分を更新できるようにするかは、ホームページを作る段階で決めていきます。

CMSの大きなメリットは、制作会社に依頼しなくても、自分たちのタイミングで情報を更新できることです。
たとえば、
「急なお休みを掲載したい」
「新しい施工事例をすぐに追加したい」
「募集が終了したので採用情報を変更したい」
といった場合でも、管理画面から自分たちで変更できます。
特に、
といったホームページでは、更新機能があると便利です。
制作会社へ依頼して、修正内容を伝えて、確認して、公開してもらうというやり取りをせずに済むため、情報を早く公開できるのもメリットです。
便利なCMSですが、すべての会社に必ず必要なわけではありません。
たとえば、
といった場合は、無理にCMSを入れなくてもよいことがあります。
年に1〜2回程度の変更であれば、その都度制作会社に依頼したほうが、管理する手間も少なく、結果的に効率がよい場合もあります。
また、CMSを導入する場合でも、すべてのページを更新できるようにする必要はありません。
たとえば、お知らせや施工事例は自社で更新できるようにして、会社概要やサービス紹介など、頻繁に変わらないページは固定ページにする方法もあります。
「将来使うかもしれないから」と、何でも更新できるようにすると、その分、制作費や管理するものも増えていきます。
CMSを考えるときは、「CMSが必要か」だけでなく、「どの部分に更新機能が必要か」まで考えることが大切です。
CMSにはさまざまな種類があります。
その中でも、現在もっともよく使われているのがWordPress(ワードプレス)です。
日本語のホームページでも、CMSを利用しているサイトの中ではWordPressが圧倒的に多く使われています。
そのほかにも、
など、日本国内で利用されているCMSがあります。
また、既存のCMSを使わず、ホームページの用途に合わせてオリジナルの更新システムを制作する場合もあります。
それぞれ、使いやすさや自由度、セキュリティ、制作費、保守の方法などに違いがあります。
そのため、「有名だからWordPress」と決めるのではなく、何を更新したいのか、誰が使うのか、どのように運用していくのかを制作会社と相談しながら、自社に合ったCMSを選ぶことが大切です。

CMSは便利ですが、入れれば何でも解決するわけではありません。
導入前には、次のような点を考えておくことが大切です。
「とりあえず自分たちで更新できるようにしたい」という理由だけで入れると、結局ほとんど使わないことがあります。
まずは、お知らせ・施工事例・採用情報など、何を更新したいのかを具体的にすることが大切です。
CMSを入れても、更新する人がいなければ続きません。
誰が更新するのか、誰が内容を確認するのかを、ある程度決めておくと安心です。
編集できる範囲が広すぎると、文字サイズや写真の大きさ、余白などがバラバラになることがあります。
そのため、入力項目や表示方法をある程度決めておくほうが運用しやすい場合があります。
CMSは、決められた形に情報を入れていく仕組みに向いています。
記事ごとに大きくレイアウトを変えたり、特殊な動きを入れたりする場合は、仕組みが複雑になることがあります。
WordPressなどのCMSは、本体やプラグイン、サーバー環境などの管理も必要です。
古いまま放置すると、不具合やセキュリティ上の問題につながることがあります。
CMSを使っていると、ホームページのデータだけでなく、データベースやPHPなども関係してきます。
そのため、サーバーを変更するときに調整が必要になる場合があります。
複数の人が更新すると、文章量や写真の枚数、書き方などが人によって変わることがあります。
タイトルの付け方や写真の枚数など、簡単な更新ルールを決めておくと統一しやすくなります。

最近、最初の打ち合わせで、「自分たちで更新できるようにしたい」というご要望をいただくことが増えてきました。
よくよくお話を聞いてみると、「できれば全ページを自分たちで更新できるようにして、公開後の修正費用を抑えたい」という理由であることもあります。
もちろん、そのような作り方も可能です。
ただし、サーフボードでは、すべてのページを更新できるようにすることを必ずしもおすすめしていません。
更新したい内容や頻度、社内で更新できる体制などをお聞きしながら、
「ここは更新機能を入れたほうがよい」
「ここは制作会社に任せたほうがよい」
といった形で、実際の運用に合わせてご提案しています。
これまで多くのホームページを見てきましたが、せっかく更新機能を入れても、
「ホームページをリニューアルしました。」
という最初のお知らせだけで止まっていたり、施工事例が1件だけ掲載されたまま何年も更新されていなかったりするホームページもあります。
とてももったいないことだと思います。
おそらく多くの中小企業では、ホームページだけを担当する専任者はいないと思います。
日々の仕事がある中で、ホームページの更新はどうしても後回しになりがちです。
それ自体は仕方のないことです。
ただ、更新を前提に作ったホームページが長期間止まったままだと、見る人に、
「最近は活動していないのかな」
「情報が古いのかな」
といった印象を与えてしまうこともあります。
それだけは、避けたいと考えています。
また、すべてのページを自由に更新できるようにすれば、自分たちのタイミングで修正できるようになります。
その一方で、自由に変更できる範囲を広げるほど、考えておきたいことも増えます。
たとえば、
といった点です。
更新機能は、たくさん入れれば便利になるとは限りません。
サーフボードでは、CMSを入れること自体を目的にせず、
公開後に実際に使い続けられるか、管理し続けられるかまで含めて考えることが大切だと思っています。
必要なところは自分たちで更新する。
頻繁に変わらないところは制作会社に任せる。
無理なく運用し続けられる形を選ぶこと。
それが、ホームページを長く使っていくために大切だと考えています。
株式会社サーフボードは、福井で最も歴史のあるホームページ制作会社です。
1996年創業以来、ホームページ制作を一筋に800社以上のホームページやWEBシステムの構築をしてまいりました。
ホームページ制作でお困りのことやご相談がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。